皮膚科・小児皮膚科

皮膚科・小児皮膚科

常に患者さまファーストを心掛ける安心の皮膚科専門医による皮膚科医療です

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は慢性に湿疹•皮膚炎を繰り返す炎症性疾患です。
皮膚病変以外に喘息•鼻炎、結膜炎などにアトピー素因を合併していることもあります。
夏場の発汗が強い時期や冬場の乾燥をきたしやすい時期に悪化することが多いです。

治療に関してはステロイド外用薬、タクロリムス外用薬、抗ヒスタミン剤内服、保湿剤を使用していきます。
ただ、外用するのではなくどのように外用するかを理解することが重要であり、当院では生活面での注意点や外用薬の使い方を実際に行うことで治療へ意欲向上に務めております。中等症から重症のアチピー性皮膚炎の方には紫外線療法やタクロリムス内服なども行っております。

また、抗IL-4/13抗体阻害薬のデュピクセントも取り扱っております(完全予約制)。

皮脂欠乏性湿疹

加齢や入浴時の洗いすぎなどを背景に汗や皮脂の分泌が減少した乾皮症に続発し外的な刺激を受けやすくなり発症します。特に冬に多いです。入浴時に洗いすぎないことやこすりすぎないことなどが重要です。

脂漏性皮膚炎

乳児期、成人期以降に発症しやすいです。頭部、顔面、腋窩といった脂漏部位に湿疹性病変を形成します。
マラセチア属なども悪化因子として考えられております。
適切な洗顔、洗髪の励行やステロイド外用薬、抗真菌薬外用などが有効です。

かぶれ

かぶれとは外界物質の刺激、外界物質に対するアレルギー反応で起こります。
金属、食物、日用品、化粧品、医薬品、職業性といった原因があります。
日常生活でのさまざまな活動の中で触れているものが重要です。診断にはパッチテストが有用です。
当院ではパッチテストパネル(S)を用いて貼付試験を行っています。

パッチテストパネル(S)

とびひ

皮膚の角層部に細菌感染が起こり、みずぶくれやかさぶたを作ります。
それが、全身に拡大することによりとびひと言われます。
とびひは感染症のため抗菌薬の外用や内服が必要です。
かゆみが強い場合はステロイド外用薬を使用することもあります。

じんましん

かゆみを伴う一過性、限局性の紅斑や膨疹です。
原因不明のことが多いですが、かぜや食事、気温、日光、刺激などが発症の誘因となることがあります。
治療は抗ヒスタミン薬の内服です。

また、抗IgE受容体抗体ゾレアも取り扱っております(完全予約制)。

蕁麻疹の皮膚の状態

にきび

にきびは思春期ごろに好発します。ホルモンバランスの問題や食事なども増悪因子として考えられております。
皮脂の増数や毛穴のつまり、細菌感染などが原因です。

過酸化ベンゾイル、アダパレン、抗菌薬などの外用剤にて治療いたします。
洗顔なども非常に重要です。
ご希望の方には自費診療にてケミカルピーリングやフォトフェイシャル治療も用意しております。

薬疹

抗生物質、降圧剤、抗精神病薬などが原因で全身に皮膚症状を引き起こします。
特定の部位に皮疹が毎回出る固定薬疹や粘膜部にでるStevens-Johnson症候群、TENなどの重症の薬疹もあります。

治療は被疑薬の中止、ステロイド外用、内服、ステロイドパルスなどです。全身状態の悪い患者様は基幹病院を紹介させていただきます。

乾癬・掌蹠膿疱症

乾癬は銀色の鱗屑を伴う紅斑が全身に広がる慢性の炎症性疾患です。
かつては治らない病気として塗り薬を塗るだけでしたが、現在は生物学的製剤を代表とする注射薬、アプレミラスト(オテズラ)、エトレチナート(チガソン)、シクロスポリン(ネオーラル)などの内服薬、ステロイド外用薬、ビタミンD3製剤、エキシマライトやNarrow band UVB療法といった光線治療など多岐に渡ります。

当院では外用薬、光線治療、内服薬を中心に患者様と治療方針を相談しながら処方しております。
注射薬は基幹病院でないと投与できないため、ご希望の方は紹介させていただきます。

掌蹠膿疱症は乾癬の一亜型として考えられておりますが、治療に難渋する病気です。
外用薬はもちろんですが、エキシマライトが著効する病気でもあります。
虫歯や金属アレルギーや扁桃周囲炎なども考えられております。当院では外用薬、エキシマライトを中心に治療しております。

2018年より当院は日本皮膚科学会認定の乾癬における生物学的製剤導入施設として承認されました。TNFa阻害薬やIL12/23p40阻害薬、IL17阻害薬をクリニックでも導入可能となりました、ただし、導入時、維持おいては採血やレントゲン、CTが必要なため数ヶ月に1度は高松赤十字病院の乾癬外来に受信する必要があります。

白斑

俗に白ナマズと言われる病気です。
後天的にメラノサイトが減少ないし消失するために脱色素斑をきたします。
甲状腺機能異常などが合併している可能性もあります。

当院では保険適応であるエキシマライトを積極的に使用しております。

掌蹠多汗症

エクリン発汗が亢進している状態で、手、足などに限局しています。
水道水イオントフォレーシスやボトックス、塩化アルミニウムなどが治療となります。当院ではパースピレックスを購入できます。

水道水イオントフォレーシス療法

水を入れた専用の機器に弱い電流を流し、15分間ほど手や足などを浸します。電流を流すことで、汗孔(かんこう:汗が排出される出口)が潰れ、その数が少しずつ減っていくために、汗の量が減っていくと考えられています。欧米では一般的な治療法で、効果も比較的高いのですが、速効性には乏しく、週1回、5~10回を目安に効果を判定します。多汗症に対する水道水イオントフォレーシスは保険適応です。

水道水イオントフォレーシス療法機器

ヘルペス

ヘルペスウイルスというウイルスによる感染症です。
単純ヘルペス、性器ヘルペスなどヘルペスウイルスの違いにより症状が変わります。
抗ウイルス薬を投与して治療いたします。

帯状疱疹

水痘•帯状疱疹ウイルスといったウイルスの再活性化により発症いたします。
神経節に添い発症するため帯のように見えることからこのような名前がついております。

急性期疼痛や慢性期疼痛なども後遺症としてあるため早期の抗ウイルス薬の投与が必要です。
顔面の三叉神経領域の発疹は角膜ヘルペスをきたす可能性があるため眼科受診を薦めております

いぼ

ヒューマンパピローマウイルスによる尋常性疣贅や脂漏性角化症などがあります。
基本は液体窒素療法ですが、場合によっては手術や炭酸ガスレーザーでの摘出を行なっております。
痛みがある患者様には50%サリチル酸ワセリンを処方しております。
当院では通常の綿棒よりも強力なスプレー式のCryoProを主に使用しております。

スプレー式CryoPro

水いぼ

伝染性軟属腫ウイルスによる感染症です。接触感染によりものが多く、免疫系が完成されていない小児や皮膚のバリア機能の破綻しているアトピー性皮膚炎の患者さんなどに多いです。
特に、プールなどのビート板を介しての感染も多いです。

治療は1時間前にペンレステープという麻酔薬を貼っていただき水いぼ鉗子を用いて摘出します。
個数が多い場合は数回に分けてとることやヨクイニン(漢方薬)内服などを行う場合もあります。

ペンレステープ

円形脱毛症

毛に対して自己免疫反応によりリンパ球が攻撃する病気で円形に頭髪が抜けて脱毛斑を作ることからこの病名がついております。
梅毒やSLEや甲状腺機能異常などが原因のことがあります。
ステロイド外用、内服、局所注射などが有用です。SADBEなどの免疫療法は当院では行なっておりません。

細菌感染症

黄色ブドウ球菌をはじめとする皮膚の常在菌による感染症です。
丹毒や蜂窩織炎といった皮膚の浅いところの感染症から、深部まで感染した壊死性筋膜炎などがあります。
軽微なものは抗菌薬の内服で治療します。
全身症状を伴ったり、壊死性筋膜炎などは基幹病院にて治療が必要なため紹介させていただいております。

タコ・ウオノメ

足の裏などに慢性的な刺激(靴のサイズが合わない、歩き方、外反母趾などにより皮膚が厚くなる病気です。
ウオノメは中心に魚の目のように芯があります。そのため、目の中心部に圧力がかかり痛みが伴います。

タコの場合は硬くなった皮膚を削ったり、スピール膏を使用して柔らかくしたりします。
ウオノメの場合は中心部の目の部分を削り圧力を分散させる治療を行います。

水虫・たむし

水虫は皮膚の角層部分にTrichophyton rubrumやT. mentagrophytesなどが感染することにより生じる疾患です。
指の間や足の裏の皮剥けといった足白癬や爪の脆弱、肥厚、混濁といった爪白癬もあります。
抗真菌薬の外用や内服療法にて治療します。肝臓の機能が問題ない方は奏功率の高い内服療法を勧めています。

青あざ・茶アザ

青あざとは太田母斑や異所性蒙古斑のことです。茶アザは扁平母斑のことです。
青あざはQスイッチルビーレーザーの良い適応であり3ヶ月に1度の照射をお薦めします。
扁平母斑の1/4はQスイッチルビーレーザーで消退する可能性があります。

まずはテストショットを行なって効果判定を行い効果があり場合は治療を続行いたします。
全て保険適応です。乳児や部位によっては基幹病院を紹介する場合があります。

Qスイッチルビーレーザー

皮膚腫瘍

皮膚のできものといっても様々なものがあります。単に黒子でも基底細胞癌や悪性黒色腫などの悪性病変も潜んでいます。
また、粉瘤などの背中にできる腫瘍もあります。
当院では視診で見分けると同時に皮膚超音波検査も用いてより確度の高い診断を行っております。簡易的な手術に関しては当院皮膚外科担当の横井郁美医師が木曜日午後に行っております。悪性が疑われる場合は丸亀労災病院形成外科や高松赤十字病院を紹介しております。

皮膚超音波診断装置Xario100

紫外線療法

「紫外線治療」とは、あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、皮膚科の治療の中では薬物治療・外科的治療に並ぶ大きな柱の一つであり、また、他の科にはない特徴でもあります。

現在主に行われている治療としては、PUVA療法・ナローバンドUVB療法・UVA-1療法、エキシマライト療法があります。それぞれ長所・短所、適応疾患の若干の違いなどがありますが、当院では、ナローバンドUVB療法およびエキシマライト療法を採用しております。
ともに保険適応の治療です。乾癬・掌蹠膿疱症・白斑・円形脱毛症・難治性アトピー性皮膚炎・皮膚掻痒症・結節性痒疹・類乾癬・皮膚悪性リンパ腫などの患者さまにぜひおすすめしたい治療の一つです。

当院ではUSHIO電気社のセラビーム(局所型)、JMEC社のJTRAC(半身照射型)、シネロン・キャンデラ社のNeoLux(全身照射型)を用意しております。基幹病院と同じ治療がクリニックでも受けることができます。

USHIO電気社 セラビーム(エキシマライト)
USHIO電気社
セラビーム(エキシマライト)
JMEC社 JTRAC (半身照射型)
JMEC社
JTRAC (半身照射型)
シネロン・キャンデラ社 NeoLux(全身照射型)
シネロン・キャンデラ社
NeoLux(全身照射型)

紫外線療法 Q&A

治療回数は?
週に2~3回の治療を受けていただくと効果的です。
治療間隔があいてしまうと、効果が得られにくくなりますので、医師の指示に従って治療を受けていただくことをおすすめします。
乾癬の場合、初期には頻回に治療を行い、症状が落ち着いてきたら回数を減らすこともあります。白斑の場合は、通常長時間の治療が必要です。詳しくは当院の医師にお尋ねください。
※効果のあらわれ方や治療回数は、症状やスキンタイプによって個人差があります。
治療時間はどのくらいですか?
一度に照射する場合は、通常5~10分程度です。
患部が体の前面と背面にあるような場合や上半身と下半身にあるような場合など、一度に治療できないときは、分けて照射します。
※照射時間は、症状やスキンタイプによって異なります。
痛みがあったり、赤みが出たりしますか?
痛みや熱感は、ほとんどありません。
適度な赤みが出るのを目安に照射しますが、数日でおさまります。反応が強くあらわれた場合、ほてりを感じたり赤みが長引いたりすることがあります。照射した部分に一致して、日焼けしたあとのように色素沈着がおこります。照射を中断すれば、徐々に元に戻ります。
副作用はありますか?
太陽の紫外線は、短時間でたくさん浴びすぎると炎症ややけど、長年浴び続けると皮膚障害を起こす可能性があることが知られています。ナローバンドUVBの紫外線も同様に考えられていますが、照射量や治療回数の上限を守って的確に行えば、有効な治療法です。心配な方は医師にご相談ください。