医師コラム
COLUMN
2018.03.17
アトピー性皮膚炎に対する考え方😁
診療をしている際にいつも考えるのは
重症から軽症まで様々なアトピー性皮膚炎患者さんが来院された際に
どうして治らないか??
それとも治療の仕方が間違っているのか??
病名を把握していないのでは??
などといったことを常に念頭におき診療しています💉
例えば外用指導に関しても今までの軟膏の塗り方を詳細に聞くことにより問題点が浮上してきます💡
ただ漫然とステロイドを塗ることや薄く塗ったり保湿剤の重ね塗りをしていたりと様々です😷
これにははっきりとした理由があるとお思います‼
外用使用量をきちんと医療機関側が説明していないことが大半です🤣
塗り薬は飲み薬と違い本当に個人差があります🚩
その個人差をしっかり是正するために1 Finger tip unitという概念が存在します🎉
人差し指第1関節に軟膏を出した量は0.5g=手のひら2枚分と言われています😁
それを全身にくまなく成人で塗るとすると大体40gの量が必要です🤠
40gというと小さな軟膏を8本分と言われています😅
それが現実では1-2本とか少量しか処方されていないことがほとんどです💎
日本や海外のガイドラインを読んでいると
まずは炎症を制御しなさい
と書かれています😋
しかし、現実では炎症を制御できずに保湿剤や弱いステロイドを使用していることがほとんどです😂
アトピー性皮膚炎のは環境要因や食事やフィラグリン遺伝子異常や黄色ブドウ球菌の関与など様々な因子が組み合わさって成立している病気です。
それにより皮膚のバリア機能の破綻や水分蒸散量の増加などもわかっています😁
当然、皮膚保護の観点や乾燥を防ぐためにも保湿を行うことの重要性に異論はありません☺
だからこそ最初の導入が重要と考えます😁
単なる処方ではなくきちんと外用指導を行うことによって皮疹をコントロールできると考えております😇
これから新規内服薬や生物学的製剤も登場することによりこの分野はさらにhotになるかとは思います😁
だからこそ基本に立ち返り一人一人に合わせた治療をより丁寧に提供する必要があるかと思います🙂
院長