医師コラム
COLUMN
四国新聞にアトピー性皮膚炎の新薬で掲載されました
2018年12月30日付の四国新聞朝刊にて
アトピー性皮膚炎のIL-4/13受容体抗体のデュピルマブ(デュピクセント)
に関して取材を受け掲載されました
記事にも記載されていますがアトピー性皮膚炎は先進国に多く近年ではその割合は増加しております
多くの治療ではステロイド外用薬が治療の主体となりますが、あくまでもきちんと外用薬の使用量を守って初めて治療がうまくいきます
当院でも外用指導はかなり細く指示しておりますが、やはりそれだけでは治療がうまくいかない難治性の患者様もいらっしゃるのも事実です
そんな中昨年登場したデュピルマブは希望の光となる薬剤です
何よりも劇的にかゆみが改善し、掻爬行動がなくなるので皮膚のざらつきも改善してきます
副作用もアレルギー性結膜炎や単純ヘルペスといった軽微なものです
しかしながら治療費が高いのといつまで使用を継続するのかが現時点ではわからないといううのが欠点です
こういった高額な治療を行う上で本当に重要なのは外用指導です
当然ながら全員にこの様な治療をやるわけではありません
アトピーで悩まれている方に少しでも希望の光になればと思います
院長